見事なまでの保護色。左が頭です
★ヒシバッタ
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| 2005・8・20 国分寺市自宅 見事なまでの保護色。左が頭です |
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菱バッタ 手編のセーターをもらった 秋にあげるつもりが春までかかりました そんな手紙がはさんであった 少しぶかぶかの土色のセーター すっぽりとかぶって春の庭にでた そこで菱バッタ また きみに出会った 土色のきみは短いひげを おっと立ててこう言った 「あれ？土色は春には似合わない。 そう思ったのは、つい昨日では なかったっけ？」 「はいぃ」 「ま、悪びれることはないさ。土色が 春に似合う年があってもいいんだから」 「はいぃ」 菱バッタ きみの土色のやさしさが 目にしみた春の日だった 〜〜西沢杏子・詩〜〜 |