幼体のときは黄色
レンギョウの小枝につかまっている
★★ツマグロオオヨコバイ
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| 2003・8・21 国分寺市西元町 幼体のときは黄色 |
2005・5・26 国分寺市西元町 レンギョウの小枝につかまっている |
| つまぐろよこばい つまぐろよこばいは バラの木にならんで 雨をふらせます ゆうがた よこばいのすむバラの木のしたで つまんなかったきょうのつづきの あしたのことをかんがえていると おおつぶの雨がおちてくる それがよこばいのふらす雨 よこばいの雨にほっぺたをうたれていると あしたは つまんなかったきょうのつづきの あしたではなくて べつのあたらしいあした のようなきがしてきます 〜〜西沢杏子詩集「虫の落とし文」より〜〜 |
ツマグロオオヨコバイ 立冬の朝 芝草に落ちたヨコバイは 羽根がぴっちりと閉まらず 右往してみる 左往してみる 自分の目で確かめられない 背中の羽根のできごとだけに 閉じないままの不快な隙間が これまでにない激しい別れを呼び込む 大きな裂け目のように思え 右往してみる 左往してみる そうするうちにヨコバイは 扉の閉まらぬ仏壇を背負った気になり ひっそりと 果てない遊行に出てゆく 〜〜西沢杏子詩集「虫の葉隠」より〜〜 |