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★★キチョウ

2007・9・7 国分寺・自宅
葉っぱは白萩。この上に覆い被さるようにミモザ
があります。どちらもキチョウの幼虫の食草。
2003・12・2 府中市寿町
木はミモザ。
2004・11・6 国分寺市自宅
切ったミモザの枝を花瓶に活けていたら、蛹が
ついていたらしい。思いがけない室内での羽化!
2007・9・15 国分寺・自宅 羽化直後・♂
15日朝。強い風でハギの根元に落下したらしい。
ちぢれた羽は、一時間後もこのままだったが、午後には
姿がなかったので、無事に飛び立ったのだと思いたい。


 黄蝶


黄蝶が一羽
町をとぶ

なにかをさがして町をとぶ
なにかをかくした町をとぶ

黄蝶は一羽で
町をとぶ

黄蝶は町で生きぬいて
ひとりで死んだ人たちの

思い遺しをさがしてる



西沢杏子詩集「虫の落とし文」より

||||||||||||||||||||  黄蝶が二羽で


わたしの家の窓辺では
黄蝶が二羽で眠ります

夏の終わりの夕べです
打ち水さえもお静かに

西の窓辺のレンガの小径
ミモザの大樹のその下の

夏コスモスの葉裏です
吐く息さえもお静かに

わたしの家の窓辺では
黄蝶が二羽で眠ります


   
〜〜西沢杏子・詩〜〜

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